美術館を回ったり、絵画の作品集を見ていたりすると「自画像」が結構目に飛び込んできやすいですよね。
そして自画像を見ているといろいろな感想を持ちます。
「この人ぽっちゃり系で可愛い!」とか「この人神々しい!」とか「この人気難しそう!」とか。
その中でも今回は「この人かっこいい!」という感情に注目して「自画像イケメンランキングBEST5」を作ってみました。めっちゃ厳選しました。
この記事を特に読んでもらいたい人
- イケメン好きの人
- 絵画を歴史的・学術的に見なくても、怒らない人
- 西洋絵画に親しむきっかけが欲しい人
1位『ギュスターヴ・クールベ』絶望
栄えある第1位に輝いたのは、ギュスターヴ・クールベです!
画集で彼の姿を一目見た瞬間、私は恋に落ちました。一目ぼれというやつです。
そんな彼の自画像はこちら。
どうですか、めちゃめちゃイケメンだと思いません!?
左右対称の整った顔、彫りが深くてくっきりとした顔立ち、おしゃれな髭。
絶望した顔ですらこのイケメンなら、普段の表情はどれほどのイケメンなんでしょうか。
笑った顔を想像してみると、にやけてしまうレベルで好きな顔です。
クールベに関しては全く迷わず堂々の1位です!
ただ、彼はナルシストっぽそうな気がしてならない…。
2位『アルノルト・ベックリン』ヴァイオリンを弾く死神のいる自画像
第2位はアルノルト・ベックリンです。
題名からしてなんか怖そうな雰囲気が漂ってきますね…。
そんな彼の自画像はこちら。
どうでしょうか。イケオジ(イケてるおじさん)って感じがしますよね。
あ、後ろのヴァイオリンを弾く死神に惑わされないでベックリンを見て!今回はそういうテーマなので。
良い感じで年を積み重ねてきたんだなーって感じられる容姿ですね。
ベックリンは、上司にいたら仕事を頑張れそうなおじさんランキングNo1です。
3位『ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル』24歳の自画像
テンポよく3人目の発表に移ります。
第3位はジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルです。
2位のベックリンとは違って、24歳の若者の登場です!
そんな彼の自画像はこちら。
なんて誠実そうな目をしているのでしょう!
人を騙したことが一度もないような好青年って感じがしますね。
「中学校の教育実習で生徒から人気を集める先生」というのが私の中でのアングルの印象です。
4位『ラファエロ・サンティ』自画像
第4位はルネサンス三大巨匠のうちの一人、ラファエロ・サンティです。
ちょっと冷めたラファエロの視線が、これまた絶妙に良いんです!
そんな彼の自画像はこちら。
ね、ちょっと冷めてる視線を送ってきている気がしません?
でもそれすらもアーティスティックな雰囲気になるラファエロはさすがです。
偉大な巨匠すぎて、彼と目を合わせていると自然と首を垂れなきゃいけないような気分になってきました。
現代で考えてみると、東大にこういう感じの学生がいそうです。(勝手なイメージ)
5位『ヘンドリック・ヴァン・リムボリ』自画像
最後、第5位に滑り込んだのはヘンドリック・ヴァン・リムボリです。
勉強不足で私は彼のことを知りませんでした。ただその分、イケメン度に関して色眼鏡なしで見ることができました。
そんな彼の自画像はこちら。
音楽家っぽい髪型が若干気になりはしますが、正統派イケメンって感じです。
服装もあるせいか、白馬に乗ってやってきてもおかしくないような王子様感がありますね。
何をしても許してくれそうな包容力がありそうです。
「自画像イケメンランキングBEST5」まとめ
以上5人が、私が選ぶイケメンBEST5でした。どうだったでしょうか。
そう思っていただけてたら嬉しいですし、なんなら実際に会ってイケメンについて語り合いたいほどです。
もちろん好みは人それぞれなので、そういう感想を持った方もいると思います。
そう思った方はぜひ、自分好みのイケメンを探してみてほしいです。
美術って「画家とその代表的な作品を覚える」という風に堅苦しく考えてたら面白くないですよね。
最初はイケメンや美女を見つけてみよう、といったふざけた見方でも良いと私は思うんです。
「いろいろな作品を見ているうちに、気づいたら美術に興味がでてきた」こうなったら素敵なことですもんね。
この記事をきっかけに、少しでも西洋絵画について興味を持ってもらえたら嬉しいです。