泣きたい気分のときってありますよね。
仕事で失敗してしまったとき、失恋してしまったとき、何もかも上手くいかないとき…。
そんなときは思いっきり泣きましょう!
泣くことで心が浄化され、明日から気持ちを切り替えて過ごせることに繋がります。
泣く手段はたくさんあります。映画や小説、漫画など。
その中でも今回は乙女ゲームに注目し、「絶対泣ける!心に響く乙女ゲームおすすめ作品3選」を紹介します。
この記事を特に読んでもらいたい人
- 嫌なこと、つらいことがあって泣きたい気分の人
- 最近全く泣いてないから久々に号泣してみたい人
- 楽しいほんわか作品よりも、シリアス感動系の作品が好きな人
『剣が君』
剣が君の詳しい紹介はこちらの記事で。

乙女ゲーム史上1番泣けた作品、涙が枯れそうなほど泣ける
泣きたい気分の人に一番おすすめしたい作品は、Rejetから発売されている『剣が君』です。
私は乙女ゲームを百作品ほどプレイしてきたのですが、剣君(剣が君の略称)が一番泣きました。
「ポロっと涙が零れ落ちる」というレベルではなく、「号泣して鼻水まで出てくる」レベルで泣きましたね。
普段映画や小説を読んでも泣けない人でも、この作品は泣けること間違いなしです。
『剣が君』あらすじ
身命と等しきこの剣、君が為に振るう。
壮大な世界観と美麗なビジュアルで送る和風伝奇アドベンチャー。
妖怪を滅する力を持つ伝説の刀、「天下五剣」を授かる「剣取り」こそが真の侍と称賛される時代。
江戸で暮らす主人公は、偽の姫として花嫁行列を演じることとなる。
護衛として出会った六人の侍たちと絆を深める旅路。
その先にあるのは剣への道か、君との道か。
(剣が君 公式サイト参考)
『剣が君』泣けるポイント
剣君と他の作品の大きな違いは、一人のキャラにつき4つのエンディングがあることです。
エンディングはストーリーを進めていく中で、あなたが選んだ選択肢によって変わります。
エンドのうち2つは「切ない剣への道」、もう2つは「甘い君への道」です。
どのエンドがハッピーエンドだと思うかは個人の価値観によるところが大きいです。
ただ剣エンド(切ない剣への道)は、とても切なく涙なしには進められなかったです。
乙女ゲームによくある「みんなが幸せになってめでたしめでたし」、といった終わり方ではないのです。
複雑な幸せの形や誰かの犠牲の上に成り立つ幸せの形など、「幸せの在り方ってなんなんだろう」ということを改めて考えさせられる作品でした。
そしてもう一つのポイントとして、4つのエンディングそれぞれに後日談がついています。
他の乙女ゲーム作品ではハッピーエンドのみに後日談がついていることが多いと思うのですが、剣君では悲しいエンドの後にもついています。
それがまた涙を誘うんですよね。
つらいエンドを迎えて「はい終わり」って感じでほったらかされるのではなく、ちゃんと着地点を与えてくれるんです。
そのおかげで、もやもやした感情は残らず、悲しいながらもすとんと納得して終わることができました。
悲しさによる涙がありながらも、心に響く感動による涙も多く流れた作品でした。
特に泣けるエンディング
全員のエンディング!
いや、別にこれ考えるのが面倒で放棄したわけじゃないですよ?
本当に6人のキャラ全員のエンドで泣けるんです。
しつこいようですがここまで泣ける作品は、剣君が最初で最後だと思いますね。
上手く魅力を紹介できたか不安なのですが、剣君は買って損をしたとは絶対に思わせない作品です。
一生心に留めておきたい、大切な作品になると思います。
『薔薇に隠されしヴェリテ』
史実に則っていることが、こんなにもつらいと思ったのは初めて
『薔薇に隠されしヴェリテ』は基本的に史実に則ったストーリーとなっています。
普段、私は史実からかけ離れている物語があまり好きではありません。こんな展開ありえないでしょって思ってしまうからです。
でもヴェリテ(薔薇に隠されしヴェリテの略称)だけは史実のまま話を進めないでほしいって思ってしまいましたね。
時の流れがこんなにもつらく思えた作品はヴェリテが初めてでした。
『薔薇に隠されしヴェリテ』あらすじ
オーストリア皇女アントーニアに仕える召使い、リーゼ。彼女の家族も城勤めをしていた為、外の世界を殆ど知る事なく育つ。
そんな彼女の運命を変えた日、5月16日。
引き渡しの儀で高熱を出して倒れたマリー・アントワネットに代わり、ハプスブルグ家に代々伝わる「身代わりの薬」を使って彼女に成りすます事に。
「身代わりの薬」は外見だけを変える薬で、性格や声までは変えられない為マリー・アントワネットの回復を待つ間、ヴェルサイユ宮殿での慣れない生活を開始した。
そして体調が回復したマリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿に来ると役目を終えたリーゼは、帰国するまでのしばらくの間パリで過ごす事になる。
動乱のフランスを駆け抜けるリーゼは、果たしてどんな結末を迎えるのだろうか…?
『薔薇に隠されしヴェリテ』泣けるポイント
ヴェリテの良いところは史実に忠実なところであり、悪いところも史実に忠実なところです。
史実通りで良いところは、現実味があって感情移入しやすいところです。
史実からかけ離れていると現実味がなく、自分の気持ちがついていきにくいですからね。
史実通りで悪いところは悲しい未来を変えられない、という点です。
「よくある乙女ゲームのストーリー」
仲が悪くばらばらだったキャラたちが、困難を乗り越え仲良く一つになる。
「薔薇に隠されしヴェリテ」
最初は仲が良かったキャラたちが、歴史の流れに翻弄されることでばらばらになっていってしまう。ましてや敵になってしまうことも。
こんな感じでヴェリテは一般的な乙女ゲームの展開とは違うんです。
フランス革命という激動の時代背景があることにより、貴族のキャラと平民のキャラ同士が仲良くし続けることはできないんです。
昔はあんなに仲良くしゃべっていたのに…、と残酷な時の流れを感じさせられました。
でもこの重たいシナリオが胸に突き刺さります。心に響くストーリーで気づけば涙が溢れています。
キャラを攻略した後、小一時間は余韻に浸ってぼーっとしてしまっていましたね。
特に泣けるエンディング
一番涙が止まらなかったのは「ルイ16世」のルートです。
各キャラの中で一番人生の転落度合いが大きいこと、そしてルイ16世自身の性格がはかなげなことが涙を誘います。
正直に言うと、ヴェリテは万人受けするストーリーではないと思います。
幸せでふわふわした雰囲気の作品が好き、と言う方には向いていないです。
でも私にとっては「ヴェリテに出会えて本当に良かった」と思える作品でした。
『薄桜鬼』
「乙女ゲームの代表作」と呼ばれるだけのことはある作品
このブログの他の記事をいつも読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、私は薄桜鬼が大好きです。
「とにかく全国民一度はプレイしてみてほしい!」と半ば宗教的に布教するほど薄桜鬼推しです。
でもそれだけの魅力があるんです。乙女ゲーム代表作って言われるのも納得できます。
薄桜鬼に出会っていなかったら、今の私はなかったと言える作品です。
『薄桜鬼』あらすじ
幕末、文久三年。江戸に住む主人公の雪村千鶴は、江戸から離れ京都で働く父と連絡が取れなくなったことを心配し、男装をして京の町を訪れる。そこで千鶴はある事件をきっかけに新選組と出会い、父の行方を共に捜すこととなる。新選組隊士達の間で起こる出来事、自身の出生、新撰組の隠された秘密。幕末を駆け抜ける男達の、生きるための闘いがここに繰り広げられる。
(薄桜鬼 公式サイト参考)
『薄桜鬼』泣けるポイント
薄桜鬼の泣けるポイントは、なんといっても「男たちが誠を胸に戦う姿」ですね。
新選組についての知識がある方ならわかるとは思いますが、端的に言ってしまうと「新選組は負け組」です。
薄桜鬼もヴェリテ同様基本的には史実に則っているので、新選組が辿っていく道は決して華々しいものではありません。
でもそんな状況の中で新選組隊士たちが己の信念”誠”を胸に、葛藤しながらも戦う姿に心が揺さぶられるんです。
自分自身の信念を貫き通す姿、生き抜こうと必死な姿。そんな彼らの姿は人として魅力的で、心に響きます。
彼らの背中をずっと追わせてほしい、そんな気持ちにさせてくれるのが薄桜鬼です。
もっと長く熱く語っている記事はこちら。

特に泣けるエンディング
泣きたい人におすすめのキャラは、「土方歳三」です。
彼は薄桜鬼のメインキャラということもあり、ストーリーが他のキャラよりも長いです。
そして彼のストーリーの中で、『薄桜鬼』という作品タイトルになった理由が判明します。この瞬間に号泣必須でしたね。
ちなみにアニメ版や映画版の元となっているのも土方さんのストーリーです。
薄桜鬼はアニメ化や映画化もされているので、ゲーム機を持っていないという方でも楽しめる作品です。
個人的にはアニメ版がとてもおすすめです。(一度見始めると止まらなくなるので、そこは注意!)
「泣ける乙女ゲーム作品3選」まとめ
泣ける乙女ゲームおすすめ作品3選
- 『剣が君』
- 『薔薇に隠されしヴェリテ』
- 『薄桜鬼』
もしこの3作品すべてをプレイして、一度も泣けなかったら逆にすごいです。
そんな人はぜひお問い合わせフォームで教えていただきたい!
この作品ならどうだ!と言わんばかりにおすすめの泣きゲーを紹介しますので。
泣ける作品を連続でプレイすると少し疲れてしまいますが、たまにプレイすると心がすっきりとします。
普段忙しくて心が荒んでるなーという方は、ぜひ泣ける乙女ゲームをプレイしてリフレッシュすることをおすすめします。