こちらの記事でも書いたのですが(まだ読んでいない方はこちらをお先にぜひ)
FD(ファンディスクの略)が出てる乙女ゲーム作品って名作ぞろいですよね。
薄桜鬼やコードリアライズ、ワンドオブフォーチュンなど。
ただ、本編はすごく良かったのにFDになるとあんまり…みたいながっかりFDが多いことも事実です。
本編に力を入れすぎてFDでは失速したり、正直これは蛇足かなって思うようなストーリーだったり。
本編が良かった分FDにも期待してプレイしちゃうので、FDが面白くなかった時のがっかり度が大きいんですよね。
なのでそんながっかりを減らすために、今回は「本編を超えるほど!?FDが面白い乙女ゲーム作品の紹介」をしていきます。
この記事を特に読んでもらいたい人
- 本編もFDも面白く、長く楽しめるような乙女ゲーム作品を探している人
- 本編だけやってFDには手を出したことがない人
『Collar×Malice-Unlimited(カラーマリス アンリミテッド)』
まず一作目におすすめするのは『Collar×Malice-Unlimited(カラーマリス アンリミテッド)』です。
こちらは『Collar×Malice(カラーマリス)』のFDです。
カラマリ(カラーマリスの略称)本編は舞台化されたり、2020年にアニメ化が予定されていたりするほどの大人気作品です。
と不安に思っていましたが、全くいらない心配でした!
本編の理解を深めさせてくれる作品、カラマリのことをより好きにさせてくれる作品でした。
『カラーマリス アンリミテッド』あらすじ
カラーマリス本編のあらすじはこちら(カラーマリス 公式サイト)
『カラーマリス アンリミテッド』は大きくわけて4つの物語で構成されています。
幕間:主人公たちがX-day事件を調査している最中、12月のお話。探偵事務所に依頼人を名乗る人物が現れ、追い返そうとするが彼はアドニスと関連がありそうで…。
後日談:本編で恋人同士となったメインキャラたちとの、その後のお話。
外伝:本編ではサブキャラクターだった香月やあきと、峰岸さん、吉成君に着目したお話。
アドニス:主人公がアドニス構成員の一員になっていたら、のお話。
カラマリFDの魅力1.メインキャラ5人との幸せな未来
本編で様々な事件を乗り越え、晴れて恋人同士になった彼との後日談が見られます。
カラマリ本編では甘さは控えめです。なのでメインキャラとのラブラブ、イチャイチャ生活を期待していた方には物足りなかったかもしれません。
ですがそんな方のために!糖度たっぷり彼との甘ーい生活が用意されています。
本編が糖度控えめだった分、FDでの破壊力はやばいですね。
メインキャラのことをますます好きになれること間違いなしのストーリーでした。
カラマリFDの魅力2.敵サイドだったアドニスとの交流
本編をプレイ済みの方はおわかりだと思うんですが、アドニスは主人公たちの敵なんですよ。
そんな敵サイドに、訳あって主人公が入ることになります。
アドニスの構成員として働く中で他のアドニスのメンバーたちと交流を重ね、彼らの本当の顔を知ることができます。
本編では語られなかった構成員一人一人の人柄や過去が掘り下げられています。
個々人の事情を知っていくと、ほんわかした気分になれるというよりも、つらく悲しくなってしまう話のほうが多かったです。
ただアドニス側の心理を知ることで、カラーマリス全体への理解が深まります。
そしてカラーマリス本編をもう一度プレイしたい、という気持ちにさせてくれました。
カラマリFDの魅力
- 本編での糖度が控えめな分、FDでのメインキャラとの甘い幸せな生活は破壊力抜群
- 敵役だったアドニスのメンバーとの交流で、カラーマリス全体への理解が深まる
『剣が君 百夜綴り』
2作目におすすめするのは『剣が君 百夜綴り』です。
こちらは『剣が君』のFDです。
剣君(剣が君の略称)本編も下の記事でおすすめするほど大好きな作品なのですが、FDもそれに負けず劣らず大好きです。
剣君のFDは「百夜綴り」というだけあって、全部で100話の短編で構成されています。なのでプレイする前は
なーんて思っていたのですが、気づいたら100話すべて読んでいましたね。
本当に面白い作品だと、100話というボリュームもなんてことないようです。
製作スタッフの『剣が君』への力の入れよう、熱量を感じることのできるFDでした。
『剣が君 百夜綴り』あらすじ
剣が君本編のあらすじはこちら(剣が君 公式サイト)
本編で語られることのなかった東海道の旅路での裏話や侍達の過去、各エンディングの後日談、侍同士の交流、サブキャラクターの話などが剣が君百夜綴りでは語られています。
剣が君百夜綴りの全100話を読むことで、剣が君の世界をより深く楽しむことができるようになっています。
剣君FDの魅力1.全100話というボリューム、スチルも多い
一日一話ずつ読むとすれば100日も楽しめます、つまり3か月以上も楽しめちゃうんです!
一つの作品でここまで長い時間楽しめる乙女ゲーム作品は、なかなか無いんじゃないかなと思います。
そして100話もあるおかげで、本編でもうちょっとここ掘り下げてほしい!と思ったところがしっかり掘り下げられていました。
このボリューム感のおかげで、剣が君の世界にどっぷりと浸ることができます。
しかも100話というボリュームもさることながら、スチルの枚数もとにかく多いんです。
スチルの枚数の合計は、なんと100枚以上!さすが百代綴りというだけありますね。
乙女ゲームをやっていて
こんなことあるあるですよね。
それが剣君FDでは起こりません。なんていったってスチルが100枚以上ですからね。
乙女ゲームあるあるのストレスを感じさせないのが、剣君FDの魅力です!
剣君FDの魅力2.バッドエンドの後日談
もしかするとバッドエンドの後日談と聞いて、あれ?と思った方がいるかもしれません。
そうなんです、剣君本編にもバッドエンドの後日談はあるんです。(正確にはバッドエンドとは呼ばないですが)
しかし剣君FDではさらに深堀りしてくれました。
バッドエンドに後日談があることですら珍しいのに、まさかのそれをさらに深堀ですよ?
ここまでバッドエンドを掘り下げると、もはやバッドエンドだけで一つのお話として映画化できるんじゃないかって感じです。
剣君FDの魅力3.おまけ要素が充実
他の乙女ゲームにもおまけ要素はあったりしますよね。
例えばショートストーリーや各キャラのプロフィールなど。
でも剣君FDのおまけ要素は、これをおまけと呼んでもいいのか?という程充実しているんです。
各キャラが空想上の生き物になってしまったら、というショートストーリー。
メインキャラ6人のみならず、サブキャラクター24人まで参加している人物詳細。しかも人物詳細はそのキャラクターが喋ってくれます。
100話の中では見られない、キャラクタービジュアル設定画などの特別な絵が見られる絵草子。
剣君製作陣の力の入れようを感じることができる、大満足のおまけ要素でしたね。
剣君FDの魅力
- 100話のストーリー、100枚以上のスチルというボリューム感
- バッドエンドの後日談を本編よりもさらに深堀り
- 他の乙女ゲームと比べられないほど、おまけ要素が充実
「FDが面白い乙女ゲーム作品」まとめ
FDが面白い乙女ゲーム
- 『Collar×Malice-Unlimited(カラーマリス アンリミテッド)』
- 『剣が君 百夜綴り』
以上で紹介したFDは、どちらも本編の評判がとても高いです。
ですがその本編の面白さに劣らないような魅力がFDにもあります。
本編をまだプレイしていない人はFDまで楽しめる、長く楽しめると思ってぜひ本編からプレイしてみてほしいです。
本編のみプレイしたことがある人は本編への理解を深め、作品のことを一層好きになれると思ってFDもプレイしてみてほしいです。